イーサリアムを利用したICOは以前から多くありました
2017年9月までに イーサリアムは再び価格を上昇させていました
イーサリアムの歴史的な価格推移を対数回帰で分析し、レジスタンスとサポートを測る指標。どの地点から測るかによってレジスタンスとサポートの水準は異なる。
今回の注目は「イーサリアム対数回帰レインボー」。先週過去最高値を更新したイーサリアムだが、次のレジスタンスまで6540ドルまで51%の上昇余地をまだ残しているようだ。
時価総額が小さく知名度の低い仮想通貨は、価格が0円になってしまうリスクを想定しなければならない。しかしリップルは、ビットコインやイーサリアムほどではないが、価格が将来0円になるリスクは比較的低いと言える。
イーサリアムには、4段階目のアップデートである「セレニティ」を今後実施する予定があります。セレニティが完了すれば、開発当初に予定されていたアップデートが全て終わることになり、イーサリアムは一旦の完成を見ることになるでしょう。機能性の向上と、今後の実用化への期待が高まることで、価格が上昇する可能性があります。過去のデータから、価格上昇はアップデート直前から起こると予想されているのです。ただ、アップデートが実施される前後は価格が乱高下してしまう可能性もあるので、充分に注意しておきましょう。
2017年9月までに、イーサリアムは再び価格を上昇させていました。9月の時点では1ETH=4万円前後で取引されていたのです。ところが、ここから価格が急激に下落し、一時は2万3000円台まで値が落ちてしまいました。まず、イーサリアムのアップデートであるビザンチウムが9月下旬に稼働される予定だったため、期待感が高まったことで価格が高騰を始めていたのです。ところが、ここで中国による仮想通貨規制のニュースが飛び込んできました。ICOによる資金調達を全面的に禁止したのです。仮想通貨市場において、大きな存在感を示していた中国での規制強化により、市場全体が冷え込むことでイーサリアムの価格が下落したと言われています。
イーサリアムはビットコインと連動して、高値更新しました。
イーサリアムは史上最高値を更新しました。
2018年は、イーサリアムの価格が上がらず、長い低迷が続いた時期だと言えます。しかし、2019年に入ってからは、一定の価格水準を維持している状態であり、今後の価格上昇も充分に見込める状態です。また、これから行われる予定のアップデートは、イーサリアム価格が上昇するきっかけになると言われています。アップデートの広がりだけではなく、ICOの活発化などがイーサリアムの需要を押し上げたり、大企業との提携が実用性を高めたりする可能性もあるのです。イーサリアムは将来性の高い仮想通貨の一つでもあるため、今後の動向に意識を向けておきましょう。
イーサリアムについて詳しく知りたい方は「アップデート直後のイーサリアム、2020年や今後の動向は?」もご参照ください。
リップル(XRP)は、リップル社が開発した仮想通貨だ。2004年に考案され、2013年から配布がスタートした。2018年にはビットコイン、イーサリアムに次いで時価総額が第3位となり、注目を浴びた。
2017年7月まで、高騰していたイーサリアムの価格は下がりつづけ、1ETH=2万円を割り込むようになります。一時は1万7000円台まで下落しました。こうした値動きの背景には、2017年7月に発生したイーサリアムの盗難事件があるとされています。これは、Parity社がサービスを提供しているウォレットに脆弱性があったため、15万ETH(時価約33億3000万円)が盗難された事件です。こうした事件のニュースから、イーサリアムを手放した人が多かったという分析があります。
上昇した理由として、ビットコインが低調になると、アルトコインの購入が加速するとの見方がある。また、イーサリアムもリップルも知名度の高いアルトコインであり、イーサリアムが一足先に高値を更新していることから、イーサリアムの上昇に引っ張られたとも考えられる。
2017年2月、EEA(イーサリアム企業連合)が発足することで、イーサリアムの価格が上昇しました。イーサリアムをビジネスで活用しようとする企業同士によるアプリケーション作成プロジェクトが立ち上がったことで、将来性への期待感が高まり、2017年3月には1ETH =3000円を突破したのです。その後、2017年6月にはイーサリアムの価格が一時的に大きく上昇し、1ETH=4万3000円台まで高騰しました。ところが、その後に価格は急落し、3万2000円台まで下がったのです。これは、イーサリアムの利用増加が影響し、取引処理が滞るという障害が発生したためだと言われています。
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イーサリアムを利用したICOは以前から多くありました。分散型アプリケーションプラットフォームであるイーサリアムは、独自トークンの作成が容易だと言われていたからです。ICOは企業や個人が独自トークンを発行することで資金調達する仕組みのため、ICOが活発になればイーサリアムの価値が高まる可能性もあるでしょう。そして、イーサリアムのシステムを利用したICOで誕生したトークンは、イーサリアムを介して取引されるものになります。そのため、イーサリアムプラットフォーム上のICOが活発になれば、イーサリアムそのものの需要も伸びていくでしょう。ただし、ICOに関する規制は国際的な議題でもあるため、そちらの動向にも注意しておく必要があります。