イーサリアム以上に将来性がある通貨ってあるのかな?
今買うならイーサリアムといった感じ
この事件を機にイーサリアムは分裂し、新ブロックチェーンによるイーサリアムと、分岐前のブロックチェーンを用いるイーサリアムクラシックに分岐しました。
仮想通貨取引をおこなう上で大切になってくるのが、どのように管理するか、という問題。実は取引所に通貨を預けっぱなしの状態はあまり安全な状態とは言えません。なぜなら取引所は1番ハッカーの目に付きやすい場所だからです。それでは一体どのように仮想通貨を管理すればいいのでしょうか?その答えは「ウォレット」です。草コインと呼ばれるマイナーな通貨では対応しているウォレットが限られますが、イーサリアムのように主要な通貨であれば、様々なウォレットが対応しています。
イーサリアムは2013年に誕生しました。当時のホワイトペーパーによると、イーサリアムは「ブロックチェーンを利用したDappsを開発しやすくするプラットフォーム構築」を目的としていると説明がなされています。
イーサリアムの最大の特徴は「スマートコントラクト」というシステムです。仮想通貨の根幹と言えば「ブロックチェーン」技術ですが、ブロックチェーンではお金のやり取りしか記録できません。一方、「スマートコントラクト」という技術は、お金のやり取りをおこなう上で発生する契約内容もすべて記録することが可能。例えば、イーサリアム上でAがBに1,000円分の仮想通貨を借りたとき、Aは「1年後には2,000円分を返す」とBに約束しました。ブロックチェーンではこのような約束の文言は記録に残りませんが、スマートコントラクトなら金銭のやり取りに加え、「1年後に2,000円分を返す」という契約内容も残すことができるのです。
イーサリアムは先にも述べたとおり、非常に知名度の高い仮想通貨です。時価総額ランキングでビットコインに次ぐ2位ということもあり、アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)の取り扱いがあるほとんどの取引所で売買をすることができるでしょう。国内であればCoincheck(コインチェック)やDMM Bitcoinで売買可能です。
各分野でスマートコントラクトの実用化が進むと予想されており、基盤となるイーサリアムの価値も高まっています。
2020年12月1日に「セレニティ(イーサリアム2.0)」の第一段階のアップデートが実装され、2021年初頭に価格が急騰しました。仮想通貨が注目を浴びていることもあり、順調に価格が上がっています。2021年5月には過去最高値の4,380ドルをマークしました。
2018年下半期に入ってもイーサリアムの価格は下降傾向にあり、9~10月頃は1 ETH=2万円台を推移。仮想通貨市場全体の下落相場に伴い、11月には1万円台まで値を下げました。2019年1月以降は1 ETH=1万台を推移しています。
同年5月、仮想通貨全体が大荒れ相場となり、ビットコインは35%の下落を迎えました。その中でイーサリアムは最大64%のプラスと35%のマイナスを経験し、結果的には3%のマイナスで乗り切ることに成功しています。
「Wallet Investor」は、イーサリアムが2025年の末までに9,202ドルに達すると予想しています。
ここからは、イーサリアムが誕生してから現在に至るまでの価格推移について見ていきましょう。
ERC-20トークンは、イーサリアムプラットフォーム上で使用するために設計されたトークンです。トークンとは限られた範囲で使えるコインのようなもの。イーサリアムコミュニティ内で定められた項目をクリアしたものだけがERC-20トークンとして認められており、イーサリアム系のDAppsではこのERC-20トークンを使って手数料などが支払われます。全世界で8万種類以上もあると言われており、EOS(イオス)やTRX(トロン)もERC-20トークンの一種です。
イーサリアムでは2018年8月現在、「Ethash」というマイニングアルゴリズムを採用しています。EthashはPoW(プルーフ・オブ・ワーク)をベースにしたマイニングアルゴリズムで、最も計算処理を行った人にブロック承認の権限が与えられるというもの。この方法についてはASIC Boostと呼ばれるマイニングデバイスによる大規模なマイニングがたびたび問題視されており、個人でASIC Boostを用いたマイニングに太刀打ちするのは困難とされてきました。それを踏まえ、EthashにはASIC耐性が備わっています。この耐性によってEthashではASIC Boostによるマイニングが不可能となっているのです。また、今後PoWからPoS(プルーフ・オブ・ステーク)に移行していくことも発表されています。PoSは通貨の保有量や、保有期間に応じてブロック承認の優先権が与えられるというもの。PoWのデメリットであるマイニング権限の一極集中を解決するマイニングアルゴリズムだとして提案されました。イーサリアムでは、このPoSをベースにしたマイニングアルゴリズムをCasperと名付け、2018年中の実装を目指しています。一説によると、2018年10月頃に実装になるのではないかと囁かれています。
2018年1月、前年からの仮想通貨バブルにより価格上昇が続き、1 ETH=16万円にまで暴騰。しかし、その後は急落してしまい、11万円台まで値を下げてしまいました。同年4月には、一時1 ETH=4万円台にもなりましたが、5月頃には1 ETH=8万円台を推移します。イーサリアムは時価総額も大きく落ち、2018年8月には3兆2,000億円ほどになりました。これは5月頃と比べて、半分にも満たない数字です。
今買うならイーサリアムといった感じ。後発の関連通貨、TRXやEOSの注目度も上がってるので、間違いなく上がってくると思います。イーサリアム以上に将来性がある通貨ってあるのかな?